かゆいところに手が届くような気遣いを。
ナーシングドゥーラ®養成講座の
Web講座のレポートには
活躍中の先輩ナーシングドゥーラ®から
コメントが受けられます。
定員5名だから出来る
受講生への寄り添い指導です。
以下、ナーシングドゥーラ®30期Proの渡辺比呂子さんから
受講生○○さんのレポートへのコメントです(o^^o)
下線は渡辺さんが引かれています。
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WEB講座15視聴レポート
母性看護と産後ケア
【要約】
妊娠、分娩、産褥各期の基礎看護について各期の特徴や看護について述べられ、生活様式の変化やスマホの普及により、妊婦の体力低下や心身へ悪影響が問題となることが分かった。また、現代社会の課題として、初産年齢の上昇と核家族化により子育て経験がない母親、そして子育て支援者が不足していることがあり、産後うつによる自殺者の増加、虐待による乳児死亡数の増加などにつながっているため、全期間を通じて母親自身が自己肯定感を持てる支援が必要である。
【考察】
女性の妊娠期~産後に関わるうえで学びの多い講義であった。特に初産婦へ初回訪問する場合、間近に迫る出産に対する不安を相談されるケースも想定される。今回の講義で妊娠、分娩についての知識を学んだことで、落ち着いて関わることができると思う。さらに私は、長男を経腟分娩、下の双子を帝王切開出産している。どちらも出産方法も経験しているからこそ、かけてあげられる言葉もあると思う。
自分の描いていた分娩と異なる結果になってしまうこともあるかもしれないが、大切なのはお子さんが無事に生まれることであり、お母さんのがんばりはとても尊いものである、ということを伝えていきたい。
→そうですね。
そしてその出産に向けて一緒に頑張っていきましょう、あなたを心配していますよ、という気持ちを送って差し上げてください。気持ちが伝わると、産後もスムーズな信頼関係を築くことができると思います。
また、現代社会の問題として、子育て経験がないこと、子育て支援者がいないことによる産後うつによる自殺者の増加、虐待による乳児死亡数の増加の問題が挙げられていた。ナーシングドゥーラの行う子育て支援は、現代社会のニーズをとらえており、社会が必要としている職種であることを強く感じた。
北島氏は、お母さんを励まそうと思って「赤ちゃんのために・・・」とお母さんにかけていた声かけから、ケアの対象であるお母さんがいなくなってしまっており、実はお母さんを追い詰めてしまっていたという経験を話されていた。同じことを伝えるのでも、自分の言葉の選択一つで相手の感じ方が変わるということに深く考えさせられた。
母子支援の主役はお母さんであり、まずはお母さんを大切にするところから始まるということを改めて感じた。
「赤ちゃんが」から始めるのではなく「お母さんが少し休めるように」「お母さんが楽になるように」「お母さんが楽しいから」という言葉を使うことで、母親の自己肯定感を高める関わりになるのではないかと思うため、今後意識していきたいと思う。
→そのような意識した関わりができるよう応援しています。
私自身も、サポートの中でも、「お母さんのために剥いたリンゴを、冷蔵庫に入れておきました」などとさりげなく、声がけするように意識しています。
とくに初産の方では、頑張りすぎて、疲れてしまわないように、身体を心配していますよ、というメッセージを送り続けることが重要と感じています。
ご自身の経験も生かしながら、かゆいところに手が届くような気づかいができるといいですね。私もまだまだ、模索中です。
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カモミール
代表 渡辺比呂子
(保健師・看護師・ナーシングドゥーラ®Pro)
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さあ!