受講動機・・・37期三沢さんの場合
成人、老年領域で看護師やケアマネージャーとしての経験を積み、
妊娠を機に退職してからは
家族のために過ごし、
その間に子どもを 4 人授かりました。
子どもたちの成長と共に
自分の社会復帰を考えられるようになってきた時に感じたことは、
やりたかったことで社会復帰がしたいということでした。
私自身、妹が幼いときに長期にわたる入院生活をしており、
患者の家族としての経験がきっかけで看護師を目指し始め、
いずれは小児に携わる仕事がしたいと思っていました。
そのため看護師として働きながら感じていたことは、
患者様の病気だけではなく
患者様自身やその生活背景、
家族背景も含めた支援の必要性でした。
特に、大切な家族が病で苦しむ姿を近くでみている家族の辛さは
私自身も経験しており、家族支援の大切さを強く感じていました。
また、4 人の子どもの妊娠、出産で、
私自身も
本当に人の親になれるのかという漠然とした不安や
母乳育児への自信喪失、
寝不足のストレスとそれに勝る子どもの成長の喜びなど
色々な経験をさせてもらいました。
これまでの自分の経験を
子どもに関われる何かで生かせないかと模索している時に出会ったのが
ナーシングドゥーラでした。
今日、女性の社会参加や晩婚化の進行に伴い、
高齢出産化も進む中で産褥婦の両親の高齢化もあり
家族の協力が得られにくいという状況や、
変わらぬ核家族率は、
地域社会との関わりが希薄となり地域における相互助け合いの低下から、
かつては家族や近隣から得られていた知恵や支援が得られにくいという育児の孤立、
不安を招いていると感じています。
孤独で不安な育児は、
近年問題視されている産後うつを引き起こしやすく、
産後うつ予防や早期発見の大切さや重要性も感じています。
私もかつてはそうでしたが、
産後間もなくは育児の喜びと苦労と一喜一憂しながらも、
あっという間に赤ちゃんとの生活が過ぎてしまいます。
そんな貴重な赤ちゃんとの生活を
お母さんが少しでも幸せな気持ちで過ごせるような
お手伝いがしたいと思っています。
そして、家族背景や生活背景を踏まえた自宅支援を行いながら、
孤独になりがちなお母さんの社会を広げていけるよう、
地域の子育てサポートグループ等とも連携を図り、
地域社会における支援も行っていけるよう
産褥訪問看護師としての学びを深めていきたいです。
ナーシングドゥーラ 37期受講生の
三沢さん
認定まであと少し
応援しています。