渡邊礼子
自己紹介
助産師として臨床に9年間、大学で看護教育、助産教育に携わるようになり6年目
現在、第一子出産後、育児休暇中
受講動機
総合病院・クリニックで助産師として勤務している時に、退院したらケアが終了してしまっていることに危機感を持ちました。退院してからは家族の支援はあるものの、様々な問題や褥婦自身の心の揺れ等に戸惑っているのではないのだろうかと感じていました。
そこで、他施設の助産師や看護師、保健師、産後の母親達と母子支援のサークルを作り、定期的に座談会を開催してきました。
妊娠中、産後の栄養のことなどトークテーマを設けることもありましたし、ただ集まって近況を話し合う、情報共有のような会もありました。
しかし、本当に支援が必要な人はサークル等に出てこられるような人なのだろうか、自宅から出たり、誰かに自分のことや子育てのことを話せたりできないでいる人にはどのように支援していったらよいのだろうかとも感じていました。
母親の支援を考えた時に、看護の対象は母親だけでよいのかと思い、大学院に進学し、初めて親になる男性について研究をし、現在も継続しています。
研究結果を今以上に社会に還元するには、研究者としてだけではなく”看護実践家”としての活動も必要です。
また、自身も妊娠・出産・育児を経験し、こんなにもホルモンに左右されることに驚き、やはり産褥期の支援は退院後も継続していく必要があると改めて感じています。
助産師としてではなく初産婦として、地域の子育て支援事業にも参加しました。
順調に経過している母子にも子どもの成長に応じた戸惑いや悩みが次々に生じており、乳児健康診査や現状の支援だけでは十分とは言えません。
看護・助産教育に携わり、講義の中では”親役割獲得過程”や”親になることの支援”を学生と共に考えたり、”助産師としての働き方の多様性”も伝えたりしています。
しかし、実習となると入院中の母子の看護や分娩介助がメインとなっているのが現状です。
入院期間だけでなく継続した母子の支援を、褥婦やその家族を “生活者”として捉え支援している国際ナーシングドゥーラ協会の本講座の受講を希望いたしました。
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寄り添いつなぐ看護職
ナーシングドゥーラ®︎養成講座32期
後輩の皆さまお待ちしています。
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